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ミツバチ消滅…

谷本公園管理人

皆さんこんにちは。まだまだ暑いものの、気温が少しずつ下がってきて、少しだけ過ごしやすくなってきましたね。


先日オオスズメバチの襲撃を受けた弱り気味のミツバチの巣ですが、その後様子を見ていたら巣の中からハチミツが地面に垂れてきているのを見つけてしまいました。

真ん中の液体がハチミツです

暑さで巣が溶けて落ちてしまう以外ではめったにないことなので、もしや…と思い、意を決して巣箱の上部を解体してみたところ、スムシと呼ばれるミツバチの巣を餌にするガの幼虫が大発生して、巣を食い荒らしていました…(ウジ虫のような見た目で、苦手な人はダメだと思いますので写真は載せません。気になる方は検索お願いします。)

巣がボロボロになって崩れ、そこにあったハチミツが下に垂れていたようです。


スムシに食い荒らされてボロボロになってしまっていました
健全な群れだと巣の上部はこんな感じになっています

通常の群れなら、スムシがいてもミツバチ自身で追い出したりするので大発生することはないのですが、この群れは元々弱り気味でハチの数が少なかったので、巣の管理が行き届かずに大発生してしまったようです。


何度か分蜂していた巣箱で新しい女王バチが入っていたであろうことを考えると、女王バチが交尾相手を探しに外に出ている間に鳥に食べられてしまうなど、トラブルが起きて女王バチが不在になり、ハチの数がどんどん減る→巣の管理(スムシ退治)ができなくなる。とい流れになっていたのかもしれません。


巣の中にもハチがおらず、たまに数匹外から戻ってくる程度だったため、もう復活は見込めないだろうと判断してこちらの巣は泣く泣く解体しました。どうにか回収できた巣やハチミツは何かしらの形で有効活用したいと思います。


生き物の事ですので、思った通りにはならずなかなか難しいものです。残りの1群れはスズメバチの襲撃にも負けずに元気に活動しているので、冬に向けてがんばってほしいと思います。


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