皆さんこんにちは。
ビオトープではある程度人の手を入れながら管理を行っているのですが、ここ数年と比べて、今年はとある「盗人」が大量に出現しています…
その正体はこちら。「アレチヌスビトハギ」という植物です。
見た目はかわいらしいのですが、この植物は人の服や動物にくっついて移動する性質があり、そのこっそりくっつく様子や、実の形がこっそり歩く盗人の足跡に似ているからということでヌスビトの名前が付いたようです。
アレチヌスビトハギはアメリカ原産で、日本にもともと生育していたヌスビトハギという植物もあるのですが、実の節の数などが異なっているようです。
ここ数年、冬の刈残しから職員の服についてビオトープ内に広がってきたらしく、だいぶ群落のように集まっているゾーンが出来上がっていました。このままだと他の植物が減ってしまいそう…ということで、先日職員にアレチヌスビトハギをひたすら抜いてもらいました。
これで少しは数が減って、他の植物が増えてくれるといいかなと思います。
また、現場の説明をしにビオトープに行ったところ、季節柄かキノコがちょこちょこ生えていました。細かい種類などはわかりませんが、雨も少しずつ降るようになり、湿度的にも温度的にもちょうどよくなってきたのでしょうか。
見て楽しむ分には安心ですが、毒キノコとの見分けが難しいものもありますので、食用にするのは控えたり、ペットがお散歩のときに食べてしまわないようにご注意ください。
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